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Lounge支配人からお知らせします

右用ギター弾きが左用ギターを弾く利点

近年取り組んでいることだったりします。

 

亡くなった知り合いもそうだったのですが

『両手でギターを弾ける』

っていう特殊《変態》技能を持った人って少なくはないんですよね。もちろん長時間の練習の賜物ですが。

 

私も縁あってその知り合いの左用ギターを受け継いでいるので弾いてはいますが、これがまた面白い。

加えて、左でも弾くようになってわかったことやらをいくつか。

 

 

 

左右の筋肉の均等化

普通人間って日常生活で左右の特定部位だけ鍛えるってことはあまりなく、生活程度なら勝手に身体が補完して左右同じ量の筋肉がつくんですが

弦楽器を弾く人はどうしても右でボウイングしたりピッキングアルペジオをして左でもフィンガリングと役割が分かれてしまいます。

 

その結果、左右で使う筋肉も違うので補完しきれず露骨に筋肉量が変わります。肩なんかストラップかける側が発達してませんか?

両手で弾くようになると、まぁ全く筋肉の使い方が違うし発達してないしで、疲れ方が恐ろしく違います。

 

ですが、左手にしか付いてなかったフィンガリングでつく筋肉が右手にもだいぶついてきました。 

その結果最近整形外科の先生にも筋肉のつき方が均等なってきて、歪んでた身体が良くなりつつあるとの話が出たりしますね。

 

固まった手首やらの癖がほぐれる

左用で弾いていて

等の問題に悩まされていたのですが、これ、長らく右で弾いてたことで手首やら癖で凝り固まっていたことが原因でした。

 

現に上2つを例にとると、ピックストロークが大振りになるのはチョーキングの要領で手首を動かしてしまうからでしたし

逆にチョーキングがうまくできないのも、ピッキングの要領で手首を動かしてしまうからという、

右手で長く弾きすぎてその仕様にて手首の動きが癖となり固定化していたってのがあります。

 

左で弾くとその癖も矯正しながらではないとそもそもうまくいかないため、強制的にコリほぐししながらになります。

結果、左で弾いた後に右で弾くと今までよりも動作が軽いんですよね。またアルペジオをやるようになれば、また左手のフィンガリングが上手くなるんじゃなかろうか?と。

 

なぜ上手くできない?を考え、右で弾く時の動作を確認しながらやると何が違うのかがすぐにわかるっていうのも、

左右で弾くのが意外とできるようになる理由ではないでしょうか。持ち替えれば元プロがいるわけですから、明らかにおかしいのはわかるわけです。

 

 

結構自分のプレイを客観的に見れるようにもなってきて、やり始めてよかったなとは思っています。

今の目標としては、MAB、マイケルアンジェロ先生のように左右で弾くってことですが、まだまだ道は険しい。

 

因みに一番戸惑うことは決まっていて

右に行けば音が高くなるってイメージの破壊

ですね。右に行くんじゃなくて、体の芯に行くほどに高くなり、芯から外れていくと音が低くなる

この違いを身体が理解しないと、弾いてて違和感の戦いになりますw

 

左用ギターはちょっと高いのですが、機会あれば是非とも試していただきたいですね。

百害あって一利なしってわけでは全くありません。むしろ私的には助かっております。

いいボケ防止にもなるんじゃないかなぁと(笑

 

 

以下久々の雑記

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遠藤ゆりかさん Roselia時代のライブ機材まとめ

各ライブごとの使用機材や、どう変わっていったのかを教えて欲しいとの声があったので

わかる範囲で「こうだろう」という予想踏まえてまとめました。

なお、スタジオ練習とかは除いてあくまでも『ライブ』での機材となります

 

わかる範囲でのいろんなイベントでの使用機材一覧は以下より

nonamegt.hatenablog.com

 

Bass:ESP BTL ROSELIA LISA Prototype (Roselia Logo, SSB Pickup)

Amp:Ampeg SVT-4PRO

Cabinet:Ampeg SVT-810E?

Strap:ES-S-NY1

Effector:MXR M80 bass d.i. +

Effector:Shin’s Music Perfect Volume Original Standard

Effector:KORG Pitchblack PB-01

Effector:TWO NOTES Le Bass

 

初演奏の機材は基本的には西本りみさんのセットを利用しての演奏ですね。

ベースはプロトタイプのソープバー版です。シングルピックアップ版はリハと展示用でしか使用してないと思います。

ストラップもこの頃まではナイロンのESPの普通のやつでしたね。

 

アンプはAmpegのSVT-4PROの初期型です。今のやつですと面パネルが違うので同じにはなりません。キャビはサイズからこの辺りと思いますが。

エフェクターボードまでは特定が大変なので諦めました。

 

 

Bass:ESP BTL ROSELIA LISA Prototype (Roselia Logo, SSB Pickup)

Bass:LTD B-154 DX

MainAmp:EBS TD660

SubAmp:EBS Reidmar 750

Cabinet:EBS ProLine810

Strap:ESP Roselia Guitar Strap

Wireless:SHURE AXT400

DirectBox:RADIAL J48

Effector Board:Palmer PEDALBAY 50S 

Effector:SPI Crimson Sky

Effector:SANSAMP TECH21 Bass Driver DI V2

Effector:KORG DT-10

Effector:EBS MultiComp Studio Edition

Effector:Dunlop DC-Brick DCB-10

 

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ボード等接続順ですが、1stの映像を見る限りTwitterの接続のままですね。

モリダイラHPでの機材レポより、まだMXRは未使用であるとコメントがあります。

 

加えてこのライブでのみLTDベースも使用していました。Ehreでも確認できますね。

 

 

Bass:ESP BTL ROSELIA LISA Prototype (Roselia Logo, SSB Pickup)

MainAmp:EBS TD660

SubAmp:EBS Reidmar 750

Cabinet:EBS ProLine810

Strap:ESP Roselia Guitar Strap

Wireless:SHURE AXT400

DirectBox:RADIAL J48

Effector Board:Palmer PEDALBAY 50S 

Effector:MXR M108S/10

Effector:SANSAMP TECH21 Bass Driver DI V2

Effector:KORG DT-10

Effector:EBS MultiComp Studio Edition

Effector:Dunlop DC-Brick DCB-10 

 

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ここから基本的なSansAmpと10bandEQにMultiCompの組み合わせになります。

それまではCrimson Skyがベースソロのブースト用でしたが、10bandEQに交代という形です。

ベースはここまでRoseliaロゴのプロトタイプを使用です。ついぞジャズベピックアップをステージで見ることがなかった……

 

moridaira.jp

 

 

Bass:ESP BTL ROSELIA LISA

MainAmp:EBS TD660

SubAmp:EBS Reidmar 750

Cabinet:EBS ProLine810

Strap:ESP Roselia Guitar Strap

Wireless:SHURE AXT400

DirectBox:RADIAL J48

Effector Board:Palmer PEDALBAY 50S 

Effector:MXR M108S/10

Effector:SANSAMP TECH21 Bass Driver DI V2

Effector:KORG DT-10

Effector:EBS MultiComp Studio Edition

Effector:Dunlop DC-Brick DCB-10 

 

システムは中期ボードのまま。もしかしたらサプライはもう変わっていた可能性はあります。

このライブからプロトタイプではなく市販品と同様のベースを利用となります。

 

 

  • ガルパライブ&ガルパーティ!in東京 

Bass:ESP BTL ROSELIA LISA

MainAmp:EBS TD660

SubAmp:EBS Reidmar 750

Cabinet:EBS ProLine810

Strap:Other Strap

Wireless:SHURE AXT400

DirectBox:RADIAL J48

Effector Board:Palmer PEDALBAY 50S 

Effector:MXR M108S/10

Effector:SANSAMP TECH21 Bass Driver DI V2

Effector:KORG DT-10

Effector:EBS MultiComp Studio Edition

Effector:One Control Distro Baltic Blue

 

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確実にこの頃からサプライがDistroに変更となりました。

加えて-Ewigkeit-の頃はRoseliaストラップになってましたが、写真を確認する限りでは幅広の他社製を使用していますね。

流石にベース重量に勝てなくなったのでしょうか……

 

 

 

Bass:ESP BTL ROSELIA LISA

MainAmp:EBS TD660

SubAmp:EBS Reidmar 750

Cabinet:EBS ProLine810

Strap:ESP Roselia Guitar Strap

Wireless:SHURE AXT400

DirectBox:AVALON DESIGN U5 BLACK

Effector Board:Palmer PEDALBAY 50S 

Effector:MXR M108S/10

Effector:Darkglass Electronics Microtubes B7K Ultra V2

Effector:Darkglass Electronics Alpha Omega Ultra

Effector:KORG DT-10

Effector:EBS MultiComp Studio Edition

Effector:One Control Distro Baltic Blue

 

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またストラップがRoselia仕様に戻りましたが

最終ボードはSansAmpからDarkglassへ変更し、かなり攻撃的な布陣へ変貌。

 

 

 

というわけでRoselia時代の遠藤さんの機材遍歴ですが

調べ直すと意外とOne Controlの仕様開始は後になるというのと、LTDのベースも使ってたんだっけ?という自分も思っていない変更が多くてびっくりしました。

 

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ボートに関しては中期と最終システムボードを製作しましたので

都内で希望あればレンタル等行いますので、その際はご一報ください。

ボード必要機材等は現在まとめ中ですので、完了次第また記事にします。

 

最後に画像を一覧としてまとめておきますので、どのスタイルにするかは自分の推すゆりしぃがいつかによって選択いただければ。

 

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2018から2019へ

新年明けましておめでとうございます。

あっという間にブログを更新することを忘れますね。いかんいかん。

 

と言うことで、去年同様振り返りと来年の展望を書こうかなと。

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Penguin Custom Guitar Parts様の手を借りてInyen Vinaでオーダーした忘備録 細部の記録 #PCGP #IYV #InyenVina

というわけで、続いて細かいところのチェックを。

あえて書いてないな?っていうところはPCGP様に逐一フィードバックしているため、彼らに伝えていない、思った以上によかった点を基本書いていきます。

 

  • 本体木工加工面

図面で指示した通りにできていて非常に好印象でした。

最初の図面で気になったところを直で修正して好みのシェイプを描いた以上、そうなるべきなのですがそれすらできないところが多いので。。。

ネックジョイント部をヒールレスにするやらスターカットにするなりテーパー状にするのもしっかりやってくれました。

もしもっと細かく厚みやら指定したいのであれば、図面内にここは何mmだとか記載すれば、本当に自分の望むものが出来上がるのは間違いないなと。

 

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あとはアーチトップ形のものやセットネックのものはどうなるか、っというのが気になるところ。

ローズ規制がなくなったらとか、もうだめだと踏ん切りがついたら今回の代替材でよかったパープルハートやら

他代替材としてメジャーとなりつつパーフェローやらになるとは思いますが、次オーダーするならそれらの材を使いつつのアーチトップかつセットネックギターにしようかなとは思っています。

 

ほんとここに関しては文句がなく、あとは自分が触っていて「こここうしたらどうだっただろう?」って思ったところぐらいで、それもやったらやったでやらなきゃよかったと失敗しそうなので、触れなくてよかった。

某国生産のギターで「これ6万とかふざけているのか?!」ってものが多い中、下手するとその価格帯以下の値段でこれは素晴らしいと思いますね。

 

  • ネックグリップ

ネックグリップは愛用のMusicMan EVH風な非対称ネックを希望でIYVの職人にお任せという形でしたが、ギリ非対称ぐらいの線で仕上がってました。

もうちょっと極端にやってもらってもよかったかな?とはおもいつつ、非対称ネックはスタイル的にとても好みなのですごく弾きやすい。ありがたい上このうえないです。

 

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フレットや指板面端部の処理はしっかりしてます。少し面取もしてますね。

ヒールの形状なんかは図面に描いた希望通りにしっかり仕上げてくれていました。

厚みも程よく薄くなく、厚すぎず。持っていての違和感のなさは好評価。ほんとあとは非対称だけだったなと……

今流行りの台形ネックもちゃんと図面指示すれば文句ないものが出来上がりそうですね。

 

  • フレット処理

某国産のようにひっかかりもなく、端部はなめらかに仕上がって好印象。

もちろんファンフレットのように斜めにはなっておらず弾いていてのピッチやらの違和感は感じませんね(笑)

あとはメーカーを細かく選べたらいいのになと思うところでした。今回ジャンボやらおおざっぱにIYV保有のものでの選択でしたが、

今後はまた改良があるということでおおいに期待できる点です

 

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  • ペグ

これは最初のGotohから、日本製のはないとのことでschallerに変更としたのに対し、なぜかGroverになってたやつですね。

理由は、ヘッド長さを小さくしつつ、弦ピッチと重量のバランスをとるための変更なんだろうなとは持っていて感じました。

 

 

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当所トレモロ仕様だったので、ナットからペグまでの角度が極端に付かないようにピッチにそって均等に配置していたのですが

これGrover以外だとヘッドが長くなりすぎて重さが増えて、ヘッド落ちするなと。ビス止めの穴が外にあるタイプは漏れなくアウト。

後々改造用でGotoh SG-360をバラ購入しましたが、ものの見事に途中に使おうとするとヘッドの長さが足らず。

もともとのSchallerならヘッド落ちしてたかもしれないとおもうと、この仕様変更はとてもありがたいですね。

 

 

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かつロックペグなので、弦交換が非常に楽です。有難いことこの上ない。

 

  • ピックアップ

ホールピースなしのピックアップだったのですが、意外と繊細に音を拾うのでびっくり。

よくないと風のうわさで聞いていたのですが、そんなことはない。抵抗値やマグネット種類を細かく指定できて、好みのピックアップに合わせることも可能とはいわれましたが

私が昔いろいろと手巻きしたりしたときの好きな値のサウンドでちゃんと仕上がってました。

 

ホールピース付きにすれば、ピースの上下でまた音色を細かく変えたりできるので

そこまで指定できるのであれば次また頼む際にはそこも聞いてみようかなと。

 

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  • 木材や塗装面

ボディがワンピースなのは、これはうれしいハプニング(笑)

 

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ワンピースボディなのに、とても軽い。ネックも重量を感じませんが、ベントしようとしても動かないぐらいしっかりしている。

しっかり乾燥されつつ、いい木材使っているんだなってのは感じていますね。今のひどいのが多い中、ブラボー!とほんとに思います。3.7kgと4kgないとは思わなかった!

 

加えてバーナーができなくて墨入れしてそれ風に仕上げてもらえましたし、

シースルーのラメ塗装含め、自分がやってほしかったことはやってもらえてます。

ネックのサテン仕上げも、べたつきもなくさらさらととても弾いてて心地いい。

色の入ったド派手なラメなんかもできるのかな?ってのは気になるところですね。

 

  • 楽器としての鳴り

到着当初はネックの振動もほぼなく、クリップチューナーが反応しないぐらい楽器としては揺れないものでしたが

ちょっとした現場で爆音のアンプの横にこそっと置いたり、普段自宅でベースとか弾いてるときにも近くに置いたりしたところ、現在はふつうに生鳴りもジャンジャンなるようになっています。

そういった意味では、加工してばっかりで鳴らし込みが足りてないだけであって、使っていけばまたいろんな味を見せてくれそうと感じます。

 

ちなみにピックアップも、弾いていけばいくほど細かいニュアンスを拾うようになっていっているので、下手が目立つ感じになってきましたね……

 

  • 7弦ギターとしては?

まず46mmのナット幅、これはドンピシャでした。

 

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私はほんの少し手が大きいのですが、今となっては5弦・6弦ベースも弾いている関係でこの幅がとても弾きやすい。

7弦を6弦と勘違いするミスをすることがありますが、6弦からスイッチすることでの違和感はそんなになく

それこそ7弦から6弦に持ち替えたら「なんか弦が少ないな……」や「あぁ、7弦のミュート考えなくていいのは楽だ」で、逆は「あぁ幅が広くて安心する」と「7弦目のミュートってそんなに気にならないね」と。

 

昔からいわいるフェンダー系のギターが苦手でギブソン系が好みでしたが、ナット幅の広さもあったのかなとは思います。フェンダー系は幅がなさ過ぎて駄目だったんだなと

そして7弦でヘヴィーなリフやら刻むのは楽しいですね。PUがビンテージ系を狙いすぎてパワーが足らないのは否めないですが

 

  • 総評

PCGP様のページでちらっと価格に触れられていますが

正直にその金額払ってこれだとお得感だらけだと思います。

国内等でオーダーをすると、ネックのパープルハートやボディのワンピースのアップチャージで総価格分余裕でとられそうですからね、これ……

 

気になった点は、ある意味交換で訂正できるパーツ部分ぐらいだったので

交換がきかない本体・ネック形状・重量等で嫌になる点がほとんどないのは驚きでした。

 

あとは前にも触れていますが、PCGP様はほんっと細かい所を聞いてくれて、できないならできない。でもこうすることはできますよって代替案も出してくださったので

今回のこのギターは、それがうまくはまっていいものに出来上がったのではないかなと。

 

 

いろいろと自分も初の中で、知り合いとかからこういう点はどう?ってヒアリングして作ったある一種の夢のギター1号機でしたが

IYVができる範囲で頑張ってかなえてくれました。あとはサクッと解決する難点を解消して、

その結果も含めたフィードバックをじゃんじゃか送り、後続がもっといいものができるようにお手伝いする番ではないかなとおもいます。

亡くなった時の機材の行方

IYVのレポを書くつもりでしたが、最近あった出来事を。

私のコレクターであったりプレイヤーの知り合いが立て続けに亡くなっています。

 

そこで問題になるのが

「大量の機材、どうしよう」

という事がここ数年立て続けに起こっているので、是非とも高額な楽器を所有している、大量に所有している方にしていただきたいのが

 

  • 遺言書や譲渡・相談連絡先を書いてケースに入れること

 

遺言書に関して、過去知り合い2名がされてて私もしてますが

「いざという時、誰に頼るべき・譲るのかの連絡先を書く」

のがほんと効果を発揮します。

 

遺族と交流があれば別ですが、本人とのみの場合

遺族は葬儀だ出棺だお墓だ納骨だ……と諸々が終わった時や最中に大量の機材を前に、「どこに頼ればいいんだ?楽器店?質屋?リサイクルショップ?」って困り果てます。

しかも理解のない場合はあるだけ邪魔だ売り飛ばしたいとかにも……酷い話ですが。

 

なので、単純に「売却するも、譲渡するも○○さんを頼る事」っということを何かしらメモを残すべきだとは思います。

先々月、それが元で友人の遺族から連絡が来ました。22歳だったんですが脳梗塞であっという間だったようで……

 

 

加えて、この連絡先とかには

  • メーカーとかと契約している場合は、その契約書のコピーやら貸与品のリストを同封
  • 購入時の値札・レシート等目安がわかるものを同封

しておくのがベストです。1人それがあったので、契約先に連絡して返却がきっちりできて、遺族が処分したいという時に買取する際も目安になりました。

処分した後でそれが発覚とかなれば目も当てられないので……

 

 

なお、もっと悲しいことでしたが

「死後何ヶ月か経って、オークション等で○○が使用した本物!」って売られる

事もありました。遺族が託した人が、過去他に誰が所有しただ、どの映像に使われているだとか調べ上げて

付加価値をつけて売り飛ばそうとしましたよ。巫山戯んなと。

 

なので、これは遺族側の配慮もあるので、何年かは売るなとか、売るぐらいなら家族に返せ等も書くべきかなと。

そんな経緯を経て取り返したギターも弊ラウンジにはあります。しっかりと調整し、管理してます。遺族から連絡があれば持って行ったりもします。

 

 

そんなこんなで、ラウンジには今現在6本のギター・ベースを管理しています。昨日も1本引き取ってきました。

加えて、最近のがほんと若かったので、ちょうど健康診断があったのでいろんなガンやらのオプションをつけてガッツリ検査入院までして自身の健康を確認したり

自分もそんな目に合わせないために、しっかりと生きていこうと改めたり。

 

みなさんも、自分の愛した楽器のため、今一度考えていただけたらと。

 

 

以下、いつもの雑記

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Penguin Custom Guitar Parts様の手を借りてInyen Vinaでオーダーした忘備録 到着まで #PCGP #IYV #InyenVina

元は、7月が終わり8月に入ろうとしたある日。

Penguin Custom Guitar Parts(以後PCGP)様から

 

「日本代理店発足に向けて、プロトタイプとなるギターを作るのですが、個人スタジオに置くものとしてオーダしませんか?」

 

とお声かけがありました。

私自身大抵欲しいギターは買い集め終えていまして、オーダーするほどのギターがあるか?と最初悩みましたが

録音には最適だけど、ライブで使うには躊躇うギターだらけになりつつあるので、ちょうどライブ用に使えるギターとしてはいいかも?と快諾し

 

ベトナムのカスタムギターメーカーであるInyen Vinaでオーダーギターを作ることになりました。

 

ちなみに、Penguin Custom Guitar Parts様はツイッターはこちらより。

twitter.com

 

HPについてはこちらより

Inyen Vina – Penguin Custom Guitar Parts

 

 

 

オーダーするに当たって昔からの仲間へ

『うちにあって面白くて、あったら弾きたい自慢したいし俺も作りたいってギターって何か考えある?』

 

と声をかけたところ

エスクワイヤーやろ』『ゼブラウッドのテレとかみてみたいな』『それならオールローズでテレ以外やなぁ。私らだけでオールローズギター10本は持ってるけど』『いやいや変な木材にするぐらいならテレギブにしましょ』『RS Guitarworksみたいな既存ギターにテレのハードウェア載せたやつとかはどうや?』『それなら君ならギブソンハードウェアをフェンダー系に載せたやつでっしゃろ』『それ公式が最近やってるクソダサいやつですやん……却下』『グレッチハードウェアをレスポールに載せるのも面白いで?』『それならホワイトファルコンをレスポールに載せるのがええんやないか?』『それってペンギンっていうんでっせ?』『ジャパンビンテージなビザール最高でっせ』『『『それしか集めないお前は黙ってろ!!』』』

 

とあーでもないこーでもないと話をしまくったところ

 

『どシンプルに7弦ギターは?君持ってないやろ?俺らも持ってないし』

 

目から鱗のコメントに『『『それだ!』』』と採用。

それでこのギターは7弦ギターとしてスタートしました。

 

 

 

ものが決まればあとは仕様を詰めるだけです。

ボディシェイプやらの大元情報は大村孝佳さんの7弦ピンクちゃんを参考にして自分のこだわりをスイッチさせました。

あのギターはストレスなく弾きやすさが凄いので、7弦にするって決めた時にあのギターを基にしようとスッと出てきましたので。

 

考えて送った仕様書がこちら

 

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大村さんのから変えたくなかったところ、逆に私がこだわって変えたところは

  • 指板やネックはオールローズ。ツイッターを見てる方はわかると思いますが、ローズ大好き芸人ですので
  • 指板LEDにして、サイドルミナインレイ。光りたい。光らせたい。
  • スターカットやヒールを小さく制作し、ナット幅も46mmで弦ピッチも10.5mmと狭くしてる本家の弾きやすさを真似したい
  • 極端にファンフレにはしたくないが、7弦のテンションを稼ぎたいからとリバースヘッド採用。シェイプは好きなヘッドシェイプであるBill Lawrenceっぽさを求めました。
  • MUSICMAN EVH Signatureのような非対称ネック。所有していますがこれが本当に弾きやすい。一度おためしあれ
  • できる限りのスキャロップ加工。ベントでのストレス解消の為
  • ラメとシースルー。カラーは好きな赤色で。これは知り合いのギターを参考にしました。


という点でした。
後々、自分で改造やらして取り替えれるように

  • ESPの電池パックを増設(予定)
  • ペグを出来るだけ互換性のあるものへ
  • ブリッジを市販唯一のHIP SHOT 7 string US Tremoloと同等のものへ


という指定もしてみました。

そして、PCGP様との打ち合わせて決まった仕様がこちら

 

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かなりシンプルになりました。

今回は色々なことを考慮して、最低限の内容に絞りまして。赤色は変えたところです。

実際にこのオーダーシートは使っておりません(笑)

 

この通り、うまくいかない点、無理な点がいくつかありました。

 

  • 流行りな指板のLEDやサイドドットにルミナインレイは不可。ルミナインレイはトップのみだそう。
  • ローズウッドの使用は不可。これはワシントン条約の関係でしょうがない。
  • 各種ハードウェアパーツの指定は基本不可。IYVが保有するパーツのみでの対応でマグナムロックとかはないそうですが、Schallerはそれっぽいのがあるらしい?ので。
  • 7弦ギターのトレモロユニットは不可。フロイドローズ風は過去の作品を見るとできそうだが、多弦は基本FIXブリッジにするしかない。
  • スキャロップはやめました。どこまできっちりと加工できるかは不明だったので……

 

代替案でそれは良い!と意図して変えたのは

  • ネックのパープルハート使用。剛性高く、基本ブレないネックは大歓迎
  • 「アルダー炙ってもうまくいかないのでは?アッシュトップした方が効果が高いはず」ということで効果を高めるため変更。

 

この委細使用を決めている間に図面を確認したり平行で動いていましたが、私の木工加工意図が伝わっていないなぁってのが多々あり。

海外だし仮にも職人名乗るのであれば言葉より図面のほうがいいだろう……と自分でCADで落とし込んで線を引いてPCGP様へ送っていただきました。

結果望む通りに訂正した図面が届いたので、それで作っていただけました。

 

PCGP様からは「図面を直接修正して送り返すような細かいオーダーは多分あなたが初めてでは」ともいわれました(笑

CADなんかは触ってれば簡単に動かせますし、むしろオーダーギターメーカーさん、元は別業種ですがCADの使い方が結構わかるという私を雇ってくれませんか!!(笑

 

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そうしてGo!をだしたのが8月末。

 

 

そして本日到着しました。

恐ろしく早くて笑いました。1ヶ月で出来上がるんですね…… 日本とかのオーダーギターでは考えられないスピード。

今年中に届けば良いなぐらいのスタンスでしたが、スピーディ過ぎて只々笑うしかできません。

 

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ちなみに最終的な仕上がりはこちら。

 

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青色にしているように、また微妙に変わりまして……

  • 「あれ?」っとIYVの写真をみてPCGP様とはてなマークを浮かべてたら、ワンピースアッシュになってました。なんっちゅう豪華な使い方……アルダーくん……
  • そして、今気づいたのですがバーナー加工はできなかったようで、ステイン処理でそれっぽく仕上げていました。でも意図していたのはこの感じだったので問題なし。

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  • ロックピンはMARVELのものに変更されてました。普通のストラップピンが完成写真だったんですけども、日本に送るまでの間に何があったんだ……
  • チューナーがGROVERになってました。でもこれは後日書きますが理由がありましたのでグッジョブです。
  • テンションバーが付いているんですが、まさかつけてくるとは……なくてもいい気がしますけども。

 

 

とまぁ、こんな形でオーダーしたギター、IYV側も意図していいアプローチで希望を叶えてもらって結果満足いくものに出来上がりました。

 

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ちなみに総重量は約3.7kgと、普通に軽いですね。

ワンピースアッシュと2ピースパープルハートネックとかなり潤沢に木材を使ってもらってますが、それでも全体的に軽く、ヘッド落ちもしません。

 

 

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ヒール部分も、意図して描いた図面通りやってもらえました。

ラメもいい感じに吹いてくれました。シルバーラメでしたが、これをカラフルなラメにしてたらもっとド派手になって大変だったかな?とおもうとこのぐらいがちょうどいいのかもしれません。

 

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パープルハートのネックは、そんなに重さを感じないのですが、質感とはかローズに似ている感じで好印象。

そしてとても硬い。ネックベントやろうとしたらさっぱり動かなかった。マホガニーの脆さを再認識しますね。

 

 

 

 

次の更新では、スタジオに入ったり実際に使っての使用レポートの予定です。

結構辛口で「どうしてこうなった?」やら、PCGP様にもフィードバックして今後ここを直して欲しいってものを書く予定です。