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Lounge支配人からお知らせします

Loop Boxを作ってみた

メインボードでスイッチャーを導入する前と、導入後の軽い遊び用のミニボードではAB LoopBoxでBOSSのLS-2を使ってエフェクターを切り替えてましたが

正直にBOSS特有の音痩せや、最近のTrue Bypasの流れからどうなんだ、あれ?と思わざるを得なく

なら、ABループだけをするエフェクター作ったろと思いましての記録です。

 

正直に言うと、既製品だと色々とあるようでCAJやら同様の製品を出してましたが

販売停止してたりと、多少の需要はあるにせよやっぱり一般的ではない……と言うところなのでしょうね。悲しくも。

 

 

と言うわけで製作へ。

私はどっちが光ってるかわかるように最初はLEDランプを組み込むシステムにしてましたが、正直いらなかったやと思い直して使わなくしてます。

 

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材料は下記より

 

があれば最低作れます。

さらにLEDでどちらがついているかを知りたい方はLED買えばいいです。もちろん抵抗も忘れずに。

エフェクター用で抵抗付きのがお店によっては売ってますので、それを利用するのがいいでしょう。

 

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もちろん、自作する上ではこんな風に自分で穴あけもしなければなりませんが

お店によっては穴あけサービスもあるので、活用するといいかもです。 

 

自分でループボックスを作る利点として、ジャックのin/outを好きなように改造できる所でしょうか。

大体のエフェクターは左outの右inになってますが

ボードの構成上片方は逆にしたいとかあれば簡単に変えれますし

どういう作りかわかっていれば壊れた際も自力で治すことも可能です。

 

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 ということで私の作ったやつは

上が右の赤のライトが点灯するようになっていて、右側out左inの構成。

真ん中が左の青ライトが点灯するようになっていて普通の左out右inの構成。

最後に下がギターin/outで真ん中と同じ構成です。

 

上が通常と逆なのは真上にある歪みとすぐ繋げられるようにするためです。

これで少しケーブルを短くすることができました。

意外とノイズも酷くなく、ポップンノイズも気にならない感じなので良かったです。

 

以下、いつもの雑談

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BOSS FV-30L FAT 414L Mod

今週は何度目かのペダル改造記。

 

 

 

最近組んだお出かけ用ボード、今まではKORG VP-10を使ってましたが

大きさ等の制約もあり、BOSS FV-30Lに変更することにしました。

 

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内部は相変わらずの基盤配線なので、内部のグレードアップも兼ねていつものようにFAT仕様にしてみました。

 

今回、ただの1 In/Outのチューナーアウト付きのボリュームペダルでは面白さがないのもあり

エクスプレッションペダルと兼用で使いたかったので、EXP.端子の増設も行いました。

 

元が2 In/Outなので2連のポットが付いていたこともあり、使ってない端子に結線すれば完成です。

in/outに使ってる端子でやった場合、音が混ざってうまく機能しなくなるようなので

2連ポットでないペダルにて同様の改造をする場合はポットからの交換が必要です。

 

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どうせなのでとパネルも作り直しました。

よくあるModもののように、自分の名前とか入れたいですね。 

 

ジャックは写真左からIN/TUNER/EXP./OUTです。

この配置も自分のボード用に決めているので、そういう自分好みにもできるのが自作の楽しいところですよね。

簡単にできた上に、ちゃんとEXP.として機能するのも確認できて大満足でした。

 

 

 

以下いつもの雑記

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TS・TRSケーブルのプラグ変更

毎週もしくは10日に1回は何かしら書こうと思っていて、出来てない男です。

 

今週は持ち運び用に昔作ったボードがあるのですが、それの整備をしてました。

んで、それに使っていたギターシールド、TSケーブルのプラグが壊れていたため修理し、加えてTRSケーブルをストレートプラグからLプラグに変更してみました。

 

 

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まず壊れていたギターシールド、プロビデンスのやつです。

プラグ部分が外れてしまいました。10数年間楽器弾いててこんな壊れ方したのは初めてみました。

 

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とりあえず分解。ギターシールドとしてよく使われるTSケーブルは芯材のT部分と外皮にあるアース部分のSの構造ですね。

写真だとシールドの端子がどのようになってて、プラグを触るとノイズが消える理由がよくわかりますね。

 

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とりあえずハンダでくっついているのを取り、新しく買ってきた奴に乗せ換えます。

また壊れたら直せばいいや……とトモカのを使用しています。

秋葉原千石電商本店2階で純正プラグを販売してますが、どれもこれも1kを超えてなんせ高いんだ。またすぐ壊れそうなので使いたくないですね。。。

 

 

お次にTRSケーブルのプラグ変更です。

TRSケーブルはわかりやすく言うとステレオケーブルで、ギターシールドであるTSケーブルはモノラルなので、ステレオにしたい時やエクスプレッションペダル等をキーボードなどで使う際に利用します。

 

ギターシールドではLプラグはあるあるですが、TRSになるとなぜかLプラグを使った既製品がなく、プラグ単体で売ってるだけ?っぽいんですよね。

今回ボード内取り回しの為にストレートプラグでは収まらなかったので改造というわけです。

 

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というわけで使うのは既製品TRSケーブル。

これを写真にあるトモカのに変更します。流れは上のとほぼ同じです。こっちの方が写真多めにします。

 

 

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まず、元のプラグから外します。

TRSの場合2芯ケーブルを使うので、単純に端子も1つ増えます。これらが直接触れ合うとダメなのでそこも注意しつつの作業ですね。

 

 

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ケーブル先端がハンダの熱でぐちゃぐちゃだったので、綺麗に一からやり直して予備はんだ。

プラグ側も予め先にハンダを載せておくと、取り付けが簡単になるので先にハンダを載せて染み込ませておきましょう。

 

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そして結線。

ここで注意するのは、芯材の内どちらをどっちにつけたかを忘れないこと。両側ともに同じ端子に接続しなければ意味がありません。

 

 

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これで完成。

ギター・ベース奏者にTRSケーブルはあんまり馴染みがないでしょうけども、エクスプレッションペダルを使うKenper Remoteなどでは必須のアイテムなので

今後認知度が増えると既製品のLプラグ型が出てくるだろうなぁと思います。

 

どちらも作業時間としてはものの数分で終わりました。

自分でバラしてくっつけると、ケーブル部分を持って引っこ抜くと簡単に壊れるのがよくわかったので、今後は気をつけたいところですね……

 

 

ボードの話はまた次の機会にて。以下いつもの雑記

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2017から2018年へ

新年あけましておめでとうございます。

 

新年もあけましたので、去年を振り返り来年の抱負を簡潔に。

 

 

 

去年の一大転機といえば、転職ですね。

 

前職は過労死直前まで働かされ、手足が動かなくなる経験までしましたが

内勤になってもあまり労務環境はよくなっておらず、みなさんに心配をおかけしました。

 

そんな職場に愛想をつかし、転職サイトに登録して転職活動を始めたのが3月。

2ヶ月ほど書類審査すら受からない時期を過ごしましたが、5月終わりに事務で受けた会社より

 

「社長から「事務の先行はまだ続くんだけども設計であればすぐに内定を出せる。是非来ないかい?」って言われいるんだ。考えて欲しい」

 

 

と連絡が即日来て、そのままその場で快諾してお世話になって今に至りますが

定時出社定時退勤の超絶ホワイトさに、本当にこれでいいのかと恐怖に怯えつつある社畜根性が抜けませんが

3ヶ月、正社員雇用にもなり、かなり体を休めることができたと思います。

 

 

 

つい先日、半年ぶりにあった方々からも「顔色良くなったね!」っと言われてよかった。

お薬も飲まなくてよくなりましたし、お酒やタバコ等嗜好品も解禁になったのはでかい。

このまま今年、体を休めると同時に、もっと丈夫な体を目指して運動やら取り組んでいきたいですね。

 

 

 

お次、数年ぶりにサポートとかではなくいちメンバーとしてライブができたこと。

 

正直にいうと、当日の機材トラブルとかに心を取られすぎてちゃんとした演奏ができなかったのが心残りでしたが

久々に、メンバーとして曲をもちよって練習して、ライブをして……っと音楽が楽しい!って思えて

ライブが決まってから練習を続けて行く間に社畜時代の荒んでた心が洗われていく感じもありましたし

倒れた時の後遺症で痺れの残る手指のリハビリをもっとしっかり取り組むきっかけにもなったと思います。

 

 

また今年も、ちょこちょことライブをしていけたらなとは思いますし

某氏からも「ライブで私の曲を歌ってくれたら光栄。どしどしやって!」と言われましたので

音楽活動も、今年も継続して続けていきたいなぁと。機材は減らす予定ですが……

 

 

 

 

最後、去年は後半から身内に不幸が多い一年でした。

 

祖母が亡くなり、同日に前々から事故で倒れてた友人が亡くなり、その旦那もその後を追うかのように亡くなり

その後別の友人の病状が悪くなり亡くなり、その翌日知り合い全員が原因不明の意識不明でぶっ倒れ、まだ一人目を覚まさず……

これはやばいとお祓いに行った日、終わった後車を運転していた友人が追突にあって入院……と

なんとまぁ、不幸なことが多くて。

 

京都あたりの神社に不幸の縁切りに行こうかなとも考えていますが

それまでにワタシも何かあるのだろうか?……と怖い思いをしております。

他の知り合い達に不幸なことがなければいいな……とも。

 

 

 

そんな、簡潔にいうと楽器を弾き続けて

仕事もゆる〜く続けて、体に気をつけていきますという

いつもながらの抱負でした。

 

 

今年も一年、よろしくお願いいたします。

 

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はんだごてやテスターは使えるようになろう

私は元来工学系の人間ですので、一通りテスターの使い方やはんだごてで半田付けはできるのが当たり前なのですが

最近はショップがたくさんあることもあり、簡単なはんだごて作業すらショップに任せたり、断線したか分からなくて持ち込んだり……ってやってる方が多いかと。

 

 

そのためだけにショップに持ち込んだり、お金払って調べるのはナンセンス!と思っているので

簡潔に断線を調べる方法だけでも記録として残そうかなと。

 

 

まずテスター。なんでもいいです。抵抗値が500〜600kΩは計測できるものがあれば針でも電子式でも構いません。私は電子式を使ってますが……

 

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なお、なぜ600kΩかといいますと、今使われるポットはいわゆるハムバッカー用が500kΩ、シングル用が250kΩと呼ばれています。

ポットの名前は「可変抵抗器」です。0の時には0Ωですし、500kΩのものなら10で500kΩを示す……と言う働きをしています。

 

500kΩギリギリですと、そんなキリのいいのがポロポロあるはずないので測れない可能性があります。一部ビンテージのテレキャスとかは1000kΩ=1MΩなんてものも使われてたりしますが、そんなの滅多に遭遇しませんので目安として500kΩ以上が測れるもの……と考えておいてください。

 

 

まず計測前には、赤と黒を接地させて0になるか確認してください。0にならなきゃテスターが壊れてるってことなので。

 

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そして、ピックアップの断線を確認する場合は

赤をポットの端子につけるHot線に接続

黒をポットの裏につけるCold線に接続

して、抵抗値がいくつになるか調べる。これだけです。

 

これでちゃんと生きていましたら5〜20kΩぐらいを示すはずですし

電子式なら0か1、針式なら0のまま動かなければ断線という形です。

 

大体のビンテージ系ピックアップは10kΩ行かないので、10kΩ超えたらハイパワーピックアップと思っていただいて、1桁全般になるほどパワーのない繊細なものと思っていただけたら。

 

これが4線のピックアップでも赤と黒につけるものに変化はありません。

 

こんな感じで調査した結果、最近入手したギターのピックアップは両方ともに死亡が確認されたため、手持ちのスペアに乗せ換えました。

 

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見事に1や0を示していて、悲しくなりました……

別に持っていたテレキャスピックアップで試すと6.76kΩを示しました。弱めですね。

 

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注意として、ギターに取り付けたままですとポットやら別の抵抗値を拾ってしまうため、

調べる時にはとりはずしたときじゃないとできません

 

もちろんそれまでの間にははんだ付けされてますので、こういった最低限のはんだごて作業ができた方がいい……っていうのはそのためだったりします。

でも、こうやって自分で調べれるようになるので、やっぱり自分でできるといろんなことが楽しくなるので、是非とも覚えてもらいたいなと思います。

 

 

 

せっかくポットの話もしたので、知り合いのポットの抵抗を測った時のメモがあるのでそれも公開。

 

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alphaの50kΩのAカーブのものです。ペダルのポット交換の為に買ったものとのこと。

これから、0から10まで1目盛りずつ動かした時の抵抗値を載せいています。

 

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写真を見ると明らかなのですが

Aカーブはポットの進み方と比例にならず、平均変化率のようなグラフになるってよく聞きますが

実際に測るとそれがわかりますよね。50kΩなのだから、1目盛りごとに5kΩ進むのではなく、5を過ぎてから一気に数値が変わっていきます。

この動きが耳には目盛り通り変化するように聞こえるんですから、錯覚なのかわかりませんが面白いもんです。

 

そして、50kΩのポットでもフルでも50kΩでてないんですよね。

確かalphaは国産だったと思いますが、それでもこんだけばらつきがあるのが電気機器なので、おおらかさと精密さに溢れたパーツで音楽は構成されているのがよくわかると思います

 

以下、いつもの雑記

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12月17日にライブに出ます

2017年12月17日(日)に目黒ライヴ・ステーション様で行われる

『N.V.C.C. Presents アニめぐろ 2017 Vol.13』

 

 

に出演が確定して、また告知を出していいってことになりましたので

ここにてご報告

 

 

★会場
目黒ライヴ・ステーション

http://www.livestation.co.jp/live-st/main_flame.html


★ 出演(順不同)
・ホッピィ☆しゃっふる!(「BanG Dream!」トリビュート・バンド)
・reminiscence(セツナキレイ系ロック・バンド)
・藍井Z界 ~ツアーファイナル~(「藍井エイル」トリビュート・バンド)
・keep NAKED(コンセプト系アニソン・バンド)
・ideal fried rice (家系ボカロ・アニソンバンド)
・キヤライブ(雑色ダメ系バンド)
・LoiseauBleu(POPでROCKな歌い手2人組)
カワサキ(日曜の朝の使者)

 

★ OPEN/START
16:00/16:25

 

★ 料金
前売¥2,000/当日¥2,500(ドリンク代別途)


★ 入場順
並んだ順

★ 問合せ
(株)N.V.C.C.
Tel/Fax: 042-848-9535
e-mail nvcc_ulikawamoto@yahoo.co.jp
web http://www.animeguro.net/#topBox00

★ 主催:(株)N.V.C.C.

 

 

ということになります。

チケット代は私までDMやらメール等いただけましたら、その分確保しますので

当日はお名前を入場口でお伝えしていただけたら……と思っています。

 

ちなみに出演時刻は19時50分ごろになります。

 

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久々にライブです。ロックバンドでサポートじゃないってのは実に4年ぶりになります

(サポートやらJazzならちょこちょことやっていたのですが)

 

先日もバンドでスタジオに入って練習してました。

あまりライブで聞くことのないであろう曲ばかり揃えています故

ご興味のある方は是非いらしていただけたらと思います。

 

 

 

個人的に、日曜の朝の使者様は名前からしてライダー何だろうか……って気になります。

Bacchus BTE-TWの試奏レビュー

最近、知り合いのテレキャス好きの間で話題になっているRosewood Telecaster風で売り出しているBacchus BTE-TWですが

本日、試奏してきたので簡潔なレポを書こうと思います。

 

まずスペックから。公式ページより

BTE-TW | 株式会社ディバイザー

 

 

Body Tech Wood
Neck Tech Wood
Fingerboard Tech Wood
Bridge TE Type Bridge
Machineheads Rotomatic Type
Pickup Original Single Coil Type
Control 1Vol,1Tone,3way PU Selector
Scale 25 1/2 inch (22F)
Finish Urethane
Accessories ソフトケース、六角レンチ、保証書

 

 

Bacchus Universe Seriesという、海外生産ラインナップという

わかりやすくいうとmade in Chinaのギターです。

 

テックウッドって聞いたことないな?って思ったのですが、ちゃんと書いてありました。ポプラの合板のようですね。

 

テックウッド(Tech Wood)とはギターやベースに使用されるポプラ材を何層にも重ね合わせ作り上げた合板材です。近年資源の減少により希少性を増すローズウッドの外観に近く、木目を楽しめるよう積層の仕方にも一工夫されています。ボディ内部をくり抜き、軽量化してあるため気軽に演奏をお楽しみいただけます。

 

また木材は何層にも重ね合わせたほうが狂いづらいと言われ、ネック材など剛性向上にも期待できます。

 

 

というわけで公式の説明終わりで、以下私が触って弾いて感じたことをを。

 

 

 

  • 見た目 

塗装しているのもあるんでしょうがそれっぽい色味はしています。

ただ、とても白っぽいというか、乾燥しまくってオイルを浸す前にすごく似ているというか……見た目では艶が全くないなと感じてしまい、オイルで磨きたくなりました。

木目の方もポプラの合板ということで、まさに合板な木目を感じることができます。明らかに普通の一本の木材じゃぁないなってのはみてすぐわかるかと。

 

 

  • ボディーの継ぎ方

ボディーはセミホローっぽい感じで、軽くノックするとコーンと響く部分と詰まってる感じの部分とがはっきりわかります。

本家オールローズのように、間には一枚白色のメイプル層らしい層がありますが、多分これもテックウッドでこれが元の色なのかな?っと思います。

継ぎ方はというと、私が試奏した個体はネックはワンピースっぽい感じで、ボディーはセンター2ピース担っていました。

 

 

  • 仕上げ

さて、ここからは酷評の嵐です。

仕上げはウレタン仕上げだそうですが、艶がそんなにないような色味に感じてしまう個体だったのでなんか勿体無さを感じましたが、それ以上に

 

打痕、擦り傷、色の濁り等仕上げが酷い。

 

なんせ見れば見るほど傷があちこちにあるのがわかります。どう考えても試奏では付かんだろ……って物だらけ。

新品にしては、傷が多すぎて明らかにB級品で売り出されてもおかしくないかな……ってレベルに傷が多いと感じました。

 

そしてきわめつけは変色?

塗装不良なのか知りませんが、私が弾いた個体は白く濁った部分があり、これってどうなの?って思わざるを得ませんでした。

ある意味、見た目で勝負!なギターのため、いきなりのこれらでかなり面食らいました。。。

むしろ、濁り?に関しては再塗装とかやり直すべきなのではないかな……って思わざるを得ません。

 

そして、とある部分で面取をきちんとしていないで、ササクレ立ってるのが見えて、かなりげんにょり。

まぁプレイアビリティに影響のない部位とはいえ、きっちりと検品をして欲しいなぁと思うところです。

 

 

  •  フレット処理

次に弾いてみようとして気づくのが、フレットが波打ってたということ。

大抵1発目に開放弦を使うコードを鳴らすのですが、チューニングを合わせたばっかりなのにズレた音がして気づきました。

そもそも、Fenderギターは俗にいうGibsonスケールと比べて開放弦のコードが綺麗にならない仕様なのは理解していますが、それにしてもひどいなと。

2006年のGibson Custom Shopもフレット処理がダメでひどいギターが多かったのですが、それに並んでいると思います。

 

そしてフレットによっては「あれ?ファンフレットだったかな?」って見た目で気づくほど斜めっていたり、そりゃ弾いてて違和感しか感じないはずだわ……って。

後々弾いた個体の写真をみても、普通に気づくレベルで傾いていました。今見ると私が弾いた後売れたのか消えてましたが。。。

 

もう、これに我慢できなくなって数分軽く鳴らして終わりました。

持った感じはセミホローなだけあって軽く、ヘッド落ちする感覚もなかった為、練習用にいいかも?って気もしたのですが

正直弾けば弾くほど違和感を感じてしまうのはいただけない。

完全に見た目だけなので、これはディスプレイ用のギターなんだな……って。

 

  • 他の個体はどうなんだろう?

帰って、私が弾いた個体が壊滅的にハズレだったんだろうな……と思い、

気になってオークションやら見てみまして、この記事を書いている時点で

 

  • 通常価格の本数…8本
  • 通常価格の本数…3本
  • 傷あり特価の本数… 5本
  • 傷あり特価の売却数…4本

 

と、かなりの傷あり特価のギターが出ているのがわかりました。

楽器店がどう仕分けているかはわかりませんが、多分見逃しているだけってのもあるのかもしれません。

 

 

 

  • 総括

最近、RADWIMPS前前前世のPVにて野田さんがこのRosewoodトップのギターを使っていたのもあって、最近のギターキッズにも知られてきたRosewood Telecasterですが

正直、オールローズと言われるRosewood TelecasterはRosewoodを取り巻く環境からものすごい高くなっているのもあり

安価なこのギターや今後出てくるであろう代用品を使っていくという形をとらざるを得ない方も今後増えていくと思います。

 

 

このギターを買う際は、長い間ギターを弾いて良し悪しのわかる人を連れた上、試奏して購入した方がいいです。

 

 

Bacchusって安い割にそこそこいいギターを作るブランドだと思っていましたが

今後、Universe Seriesのギターにはちょっと不安にならざるを得ません。。。

made in Chinaって、ギターでここまでひどかったんだなぁって。

 

もうすこし、検品をしていいギターを作って届けて欲しいとは思います。

企画力が良かっただけに、できの悪さに残念だなと思わざるを得ないギターでした。